国際規格に改正で温泉マークはどうなる?
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- 2017/08/30
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2年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けて見直されるピクトグラムですが
一番注目を集めたのが温泉マークですよね!
外国の方からは温かい料理と勘違いされるおそれがあり、
国際規格の温泉マークに改正する案が出されました。
慣れ親しんだこのマークを変えるのは抵抗があります。
「現行の記号を維持すべきだ」
「日本の文化だから変えないでほしい」
という意見がある一方・・・
「新記号に変更して、外国人観光客を呼びたい」
という意見もあったそうです。
そこで、現行の温泉マークを残しつつ新温泉マークも採用し、
状況に応じて選択できるよう両方使えるようになりました。
そんな温泉マークとは対照的に、
国際規格に統一されるマークもいくつかあります。
【手荷物受取所】
現行マークはスーツケースの正面図ですが
新マークはターンテーブルからスーツケースを受け取る人の側面図に改正されます。
確かに、スーツケースの正面図だけでは分かり難いですね。
【乗り継ぎ】
現行マークは2機の航空機とそれをつなぐ円形の点線
新マークは2機の航空機と鞄を持った人の側面図
これも、新マークの方がわかりやすいです。
【乳幼児用設備】⇒【ベビーケアルーム】
現行マークはおむつをした乳児の正面図
新マークは乳幼児の上にかがみこむ人の側面図。哺乳瓶のマークを配置。
こちらは、授乳・おむつ交換設備をイメージしやすくするため、
名称もベビーケアルームに変更するそうですね。
【救護所】
現行マークは指に包帯をした手に白抜きの十字形
新マークは緑の枠に白抜きの十字形
このマークはすでに目にするような気がします。
【駐車場】
現行マークは円で囲んだアルファベット大文字のP
新マークはアルファベット大文字のP、及び自動車の正面図。
このマークが一番、街の看板で見かけますよね。
どうでしょうか?
これを機会に駐車場看板をリニューアルしてみては??
なお、日本で使われるJIS規格のマーク自体は任意であり、
強制力はないようです。
今まで見慣れてきたマークですが、
少しづつ国際規格のマークへと変わっていくのでしょうか?
温泉マークのように愛着のあるものは残してもらいたい気もします。